キラテックタイルの3つのデメリットとは?住んでわかったデメリット紹介

パナソニックホームズといえば「キラテックタイル」が有名な外壁です。

キラテックタイルは外壁としての性能も非常に優れており、「メンテナンスフリー」の外壁ともいわれています。

とはいえ、このように考える方もいるでしょう。

良いところばっかりというのはなさそう

デメリットもあるんじゃないの?

そこで、今回はこんな疑問にお答えします。

本記事の内容

住んでわかったキラテックタイルのデメリットについて

デメリットを踏まえた上でキラテックタイルの採用が向かない方

実体験をもとに紹介していますので、パナソニックホームズの外壁が気になっている方はぜひ最後まで読み進めて家選びの参考にしてください。

キラテックタイルの特徴

我が家のキラテックタイル

パナソニックホームズの外壁は「メンテンナンスフリーの外壁」ともいわれています。

メンテナンスフリーの外壁といわれる理由は、外壁に組み込まれている光触媒層が、晴れの日は外壁の汚れを分解し、雨の日は汚れを流れ落としてくれる「セルフクリーニング効果」を採用しているためです。

パナソニックホームズ公式HPより引用

しかもキラテックタイルの光触媒効果は60年持続することも証明されています。

そのため、パナソニックホームズの外壁は劣化しにくく、10年たっても新築同様の外壁を保つことが可能です。

パナソニックホームズの外壁の「セルフクリーニング効果」は他のハウスメーカーと比較しても間違いなくトップクラスの外壁と性能だといえるでしょう。

キラテックタイル3つのデメリット紹介

実際にパナソニックホームズに住んでわかったキラテックタイルのデメリットについてみていきましょう。

値段が高い

注意しておきたいのが、キラテックタイルは標準仕様ではなく、オプションでの取り扱いということです。

そのためオプションであるキラテックタイルを採用すると、もちろん建築費用は高くなります。

坪あたり2~3万円、建築費用が高くなると考えておいた方がいいでしょう。

しかし、現状ではパナソニックホームズで契約された80%以上の方がキラテックタイルを採用しています。

価格面をしっかり考慮した上でキラテックタイルの採用を検討する必要があります。

デザインの種類が少ない

キラテックタイルは性能に重きを置いている分、デザイン性がやや劣っている印象です。

実際に打ち合わせの外壁選びでは、外壁のデザインや配色はとても苦労したのを覚えています。

キラテックタイルのデザイン性が劣っていると考えられる要因は、タイルごとの色のバリエーションの少なさでしょう。

たしかにタイル自体は8種類(公式HP参照)と豊富な品揃えですが、タイルごとの色のバリエーションは多くはありません。

特に外壁カラーで人気のある「黒色」はLSスクエアしかない現状です。

筆者宅のLSスクエアのグラニットブラック

希望のデザインと、色の組み合わせが希望通りにいかないことがあるため注意が必要です。

こびりついた汚れは分解されない

キラテックタイルはたしかに小さな汚れやホコリは、独自のセルフクリーニング効果で洗い流して綺麗に保つことが可能です。

しかし鳥のフンなどといったあきらかな大きな汚れについては洗い流してクリーンに保つことはできません

ちなみに筆者宅でも2カ月ほど前にフンを落とされて、壁にこびりついたままとなっています。

汚れがついた場所に高さがあったため、ホースで水を何度かかけたりしましたが取りきることができませんでした。

2年以上住んでみて、キラテックタイルはたしかに小さな汚れやホコリについては汚れを洗い流してくれて外壁を綺麗にたもってくれています。

しかし、大きな汚れについてはキラテックタイルといえど、汚れを洗い流して綺麗に保つことは難しいようです。

こんな方はおすすめできない

キラテックタイルのデメリットを踏まえた上で、キラテックタイルの採用をおすすめできない方について紹介します。

ビジュアルを特に重視したい方

家のビジュアルにこだわりたい方はキラテックタイルはおすすめできません。

紹介したようにキラテックタイルはタイル調がベースとなるうえに、タイルごとの色のバリエーションは少ないです。

そのため限られた選択肢の中で外壁のデザインを選ばなければなりません

外壁のデザインをこだわりたい方にとって、ある程度選択肢が決まってしまうキラテックタイルは不向きだといえます。

しかし、最近では重厚感や高級感のあるキラテックタイルの種類も増えてきており、外観の方向性とマッチするようであればキラテックタイルの採用は良いかもしれません。

少しでも初期費用を抑えたい方

キラテックタイルは外壁の種類の中でも価格は高い傾向にあります。

そのため、家の初期費用を少しでも抑えたい方にとってはキラテックタイルの採用は逆効果となってしまうため、おすすめはできません。

とはいえ、キラテックタイルは通常の外壁と比べメンテナンス費用がかからないため、総合的にみるとキラテックタイルの採用はお得なのかもしれません。

いやいや、そうではなく「もっと費用を抑えたい」という方は、以下の記事を参考にしてください。

実体験をもとにお得に契約した方法を紹介しています。

鳥や虫の影響を受けやすい地域に住む方

筆者宅でも鳥のフンを落とされて、こびりついて取れないことは紹介しました。

その経験を踏まえて虫や鳥のフンの影響を受けやすい地域の方はおすすめできません。

理由は以下公式HPにも記載があります。

※雨水がかからない部位(軒下など)や、汚れの種類(鉄さび、黄砂、シリカスケール※1などの無機汚れ)、分解能力を超える量の汚れ(こけ、鳥・虫の糞、樹液、換気扇下の過度な油汚れなど)が付着した場合にはセルフクリーニング効果が十分に発揮できない場合があります。

https://homes.panasonic.com/chintai/technology/tile2.htmlより抜粋

あきらかに自然動物の影響を受けてしまう環境の場合、キラテックタイルとの相性はそこまで良いとはいえません。

ちなみに筆者が住んでいる地域でも鳥のフンの影響を受けやすい地域だったため、キラテックタイルとの相性は良くはなかったといえます。

鳥のフンなどのトラブルについては「我が家の新築トラブル6選をブログでまとめました」で紹介しています。

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ぜひ一度ご覧ください。

まとめ

今回はキラテックタイルのデメリットと採用がおすすめできない方について紹介してきました。

キラテックタイルは非常に優れている性能をもっていますが、デメリットについてはあまり情報は出回っていません。

良い点と悪い点をしっかり自分の希望と照らしあわせ、後悔のない外壁の選択をしていただければと思います。

今回の記事がパナソニックホームズの外壁で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

ほかにもパナソニックホームズの家つくり参考になる記事を紹介していますのでぜひご覧ください。

パナソニックホームズは寒い?住み始めて2回の冬を越した感想を紹介

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