
パナソニックホームズは寒いの?
このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
たしかに家が寒いと冬の日常生活にも大きな支障が出てきます。
そこで今回は、実際にパナソニックホームズに住み始めて3度の冬を暮らした筆者がリアルなお話をしていきます。
・パナソニックホームズの冬の寒さのリアル
・なぜパナソニックホームズが冬が寒いか
・パナソニックホームズでの寒さ対策
結論ですが、全館空調(エアロハス)がないと冬は寒いです。
パナソニックホームズの寒さについて気になる方は、ぜひ最後まで読み進めてもらってハウスメーカー選びの参考にしてください。
ほかにも家作りを検討されている方はこちらの記事も有益ですのでぜひ参考にしてみてください。
目次
我が家のスペック
我が家のスペックを紹介します。
- 家:パナソニックホームズ カサートC
- 建物:2階建て
- 延べ床面積:120.68㎡(36.50坪)
- 構造:鉄骨造
- 換気システム:エコナビ搭載換気システム(エアロハス非搭載)

我が家では費用の面を考慮して、エアロハスは採用しませんでした。
実際、エアロハスを採用しなかったことが寒さの要因に繋がっているともいえます。
パナソニックホームズは寒いのか?
パナソニックホームズの空調は、床下の空気を室内の空気循環に利用しています。
以下の画像をご参照ください。


床下の空気は、「夏は外気より冷たく」「冬は外気より暖かい」といった特性があります。
この床下の地熱を利用した空気循環は、パナソニックホームズならではの空調システムです。
冬は普通に寒い
これはあくまで個人的な感想にもなりますが、

ぶっちゃけ寒いです。
暖房をつけないと冬の室内は1桁代の温度になることもあります。
床下の地熱を利用して室温をコントロールすることがパナソニックホームズの特徴でしたが、床下の空気だけでは室温を維持するには不十分だといえます。

もちろん外よりは暖かいですが、「思ったよりも寒かった」というのが正直な感想です。
ちなみに冬は暖房をフル活用するため、やはり電気代はかさんでいます。


そして最新の2023年1月の電気代ではなんと4万2000円を超える電気代になりました。
夏場は涼しい

2度の夏を経験していますが、夏場は本当に快適です。
夏が快適に過ごせる理由は、
- 床下の「冷熱」を取り入れてくれるため
- 標準仕様の珪藻土クロスが部屋の「湿度」を調節してくれるため

冬場と比較すると格段に過ごしやすいです。
ちなみに電気代も冬場と比較しても安くおさまっています。

なぜ寒いのか?
ではパナソニックホームズの冬が寒くなってしまうのか、理由について紹介します。
冬は床下の空気で温度を維持するのは不可能
床下の空気の周りは熱伝導率の高いコンクリートで覆われています。
熱伝導率が高いコンクリートは外気に触れることですぐに冷たくなるため、冬はコンクリートに覆われている床下の空気も一緒に冷やされます。


つまり、外気で冷やされた空気が室内に循環することになるわけです。
そのため、冬は特に外気の影響を受けやすいため、パナソニックホームズの換気システムだけでは冬場の室温の維持は不可能だといえます。
冷気が降りてくる設計だったこと
我が家はリビング階段を採用していますが、リビング階段を通して冷たい空気がリビングに降りてきます。


冷たい空気が常にリビング階段から降りてくるため、暖房をつけていても部屋が暖かくなりにくいです。

しかもリビング階段に窓を設置したことで、窓からの冷気の侵入もあります。
リビング階段についてはもう少し考えて構造を設計すれば良かったと後悔しています。
冬の4つの対策を紹介
2度の冬を越して筆者が次に家を建てるなら必ずおこなう対策について考えました。
寒気が入りにくい窓を設置する
冷たい空気はおもに窓から侵入します。
そのため冷気を通しにくい窓を設置することは、非常に有効な方法です。

最近では冷気を通しにくい窓もオプションで設置できますし、中には標準仕様で冷気を通しにくい窓を設置している会社もあります。
ちなみにパナソニックホームズの窓も冷気を通しにくい窓が標準仕様です。
詳しくは「パナソニックホームズで採用した窓とは?メリット5つと間取りも紹介」で紹介していますのでチェックしてみだください。
リビング階段に仕切りをつける
我が家ではリビング階段から冷たい空気が入ってくるため、リビングに仕切りを設置しておけばよかったと後悔しています。

リビング階段に扉やロールスクリーンを設置することも有効な手段です。
リビングとリビング階段を仕切ることができれば、冷気の侵入は防げます。
さらに室内の温度も維持されにくいため、冷暖房の効率も良くなるため電気代のカットにもつながります。
暖房器具を強化する
暖房器具を強化することも良い手段です。
例えば、性能の良いエアコンを設置することや、ファンヒーターを設置することも効果的です。
冬が寒いということを見越し、暖房器具を設置することを前提として家つくりをすすめていくこともおすすめでしょう。
エアロハスを取り付ける
エアロハスを取り付けることは冬の寒さ対策でもっとも有効な方法です。」
エアロハスとは、1台のエアコンで家の室温を適正に保つパナソニックホームズ独自の全館空調システムのことです。

エアロハスを取り入れることで、夏でも冬でも快適な室温を保つことができます。
ただお値段も約250万円と高額になるため、導入する場合は慎重に検討が必要です。
しかし、エアロハスを導入するだけで今後ずっと快適な生活を手に入れることができるのであれば、必要な金額だといえるかもしれません。

ちなみに筆者はエアロハスを使用しませんでしたが、非常に後悔しています。
エアロハスを採用しなかった理由については「全館空調(エアロハス)から撤退した理由3選」で詳しく紹介しています。
ほかにもこちらの記事も非常におすすめです。

エアロハスの良い点や、懸念点について非常に分かりやすく紹介されています。
筆者のように後悔しないためには?
今回の後悔の原因は、事前にパナソニックホームズの情報を十分に収集をできなかったことです。

例えば、「鉄骨住宅の寒さ」や「エアロハスの快適さ」についてもっと情報が集まっていれば、エアロハスを採用して冬場も快適に過ごしていたかもしれません。
筆者のように後悔しないために、パナソニックホームズの家づくりを目指している方に向けて、情報収集に役立つ情報も発信しています。
・情報収集で活用すべきツール
・パナの家づくりの手順
リンクを掲載しておきますので、パナソニックホームズで後悔のない家づくりを進めたい方はぜひ参照ください。
知らなきゃ損する?パナの家づくりを楽にする情報収集ツール4選まとめ
【パナソニックホームズ】家づくり前にやっておくべき6ステップとは
かしこい人はみんなやっている、損をせずに契約する方法はこちらをご覧ください。
【完全暴露】パナソニックホームズで値引き率10%超え!たった1つの方法とは!?
まとめ
パナソニックホームズの冬は寒い?ということについて紹介してきました。
結論をまとめるとエアロハスなしでは「冬は寒い」という感想です。
寒いのが苦手という方についてはパナソニックホームズではエアロハスの採用をおすすめします。
当然その分値段は高くなりますが、快適に過ごすためには必要な経費と考えた方が良いかもしれません。
ぜひ今回の記事を、後悔しない家づくりの参考にしていただければと思います。